2026.03.28

おしゃれな造作洗面の作り方|DURAVITやPaffoniで後悔しない「セット品脱却」の秘訣

家づくりで、キッチンにはこだわるのに、なぜか洗面台は「メーカーのセット品」で済ませてしまう方が多いのが現状です。

工務店やハウスメーカーがセット品を勧める最大の理由は、「施工が楽だから」に他なりません。
配管の適合や水ハネのリスクを考える必要がなく、カタログから選んでもらうだけで現場が回るからです。

しかし、そこに住むお施主さんにとってはどうでしょうか?

確かに機能的ですが、プロの目から見ると、それは「プラスチックのお弁当箱に、鏡でフタをしたもの」にしか見えません。

  • 「掃除のしやすさ」という言葉に、ときめきを捨てていませんか?
  • 毎日使う場所が、ただの「プラスチックの塊」で本当に満足ですか?

「使い勝手」と「デザイン」は両立できます。
その鍵が、パーツをバラバラに選ぶ「セレクトショップ型」の洗面づくりです。

造作洗面 施工例

「バラバラに選ぶと失敗しそうで怖い」という方のために、僕が数多くの現場で辿り着いた「黄金の組み合わせ」を紹介します。

陶器の王道 DURAVIT(デュラビット)
ドイツの老舗・デュラビットの洗面器は、既製品の樹脂製ボウルとは「白さの深み」と「エッジのキレ」が違います。10年経っても色褪せない本物の陶器は、空間の質を根本から引き上げます。

官能のデザイン Paffoni(パフォーニ)
イタリアの水栓メーカー・パフォーニ。レバーを触れた瞬間の適度な重み、そして計算された吐水角度。DURAVITのミニマルな造形に、イタリアの華やかな曲線が加わることで、洗面台は「設備」から「アート」に変わります。

展示 DURAVIT×Paffoni


ボウルと水栓が決まったら、次は「背景」と「収納」です。ここが、セット品と最も差がつくポイントです。

壁面 MARAZZI(マラッツィ)の150角タイル
大判タイルが流行りですが、あえて150角を選ぶのが僕のこだわりです。
タイル1枚ごとの表情がリズムを生み、光を受けた時の陰影が生まれ、雰囲気を作ります。

収納 色を揃えたミラーキャビネット
「鏡の裏に収納は欲しい」という要望は正解です。ただし、既製品のような野暮ったさを消すコツがあります。

それは、白色やプラスチックではないものを選ぶ。ということです。
もっと最高なのは、キャビネットの側面(箱部分)を、下の化粧台と同じ色・素材で揃えること。

洗面施工事例

これにより、壁から鏡が浮き上がったような「お弁当箱感」がなくなり、空間全体がひとつに統合されます。

「オーダーメイドは高すぎる」と諦める前に、以下のステップで検討してみてください。

「こだわり」の優先順位を決める
水栓だけは最高級、ボウルはコストパフォーマンスの高いもの、といったメリハリが重要です。

プロに「パーツの相性」を相談する
輸入製品は排水の規格が異なります。ここを整理するのが僕たちプロの役割です。

「10年間の満足度」でコストを計算する
セット品との差額を10年間の日数(3,650日)で割ってみてください。
1日数十円の投資で、毎朝の景色が変わります。

洗面は、1日を始め、1日を終える場所。 カタログの1ページをそのまま買うのではなく、あなたの感性にフィットするパーツを組み合わせる。

「お弁当箱」を卒業して、鏡の前に立つたびに背筋が伸びるような洗面所を作りたい。

もしそう思われたなら、ぜひ一度ご相談ください。バラバラのパーツを、あなただけの「正解」へと組み上げるパズル、僕が一緒に解かせていただきます。

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