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「インスタで楽天で見かけた15cmの隙間収納、真似しようとしていませんか?」
「もしそうなら、今すぐやめてください。それはキッチンを『便利』にするのではなく、『爆弾』を置くようなものです」
こんなことを書けば、「せっかくの収納術に水を差すな」と嫌われるかもしれません。
でも、怪我をしてからでは遅い。だから、あえて嫌われ役を買って出ます。

「コンロの横は15cm以上空けること」 ※ガスコンロの場合
これは単なるアドバイスではなく、火災を防ぐための明確な決まり(条例)です。
東京消防庁HP コンロについて
ではなぜ無視されるのでしょうか?
答えは簡単です。
販売側は「ステンレス製だから安全」です。条例の意図は「燃えなきゃいい」というレベルの話でしか考えられていない。
海外のラックなどを輸入して販売しているショップなども見られますが、
ここは「日本」です。
たとえ不燃材の棚でも、コンロの熱は容赦なく伝わります。
「隙間活用」という耳当たりの良い言葉で、ユーザーの安全を二の次にする風潮。
今の世の中は、売る側の「マーケティング力」に、ユーザーの「身を守るための検索力」が完全に負けています。
IHは鍋自体を熱しますが、ガスは「空気」も熱します。炎の周囲で熱せられた空気は激しい上昇気流となり、コンロの横に置かれたラックを包み込むように対流します。
15cmという至近距離では、この対流によってラック全体がオーブンの中に入っているような状態になります。
「自己責任だからいいじゃん」と思うかもしれません。
でも、私たちはプロとして、そんな悲しい事故を一件も起こしたくない。
15cmの隙間に調味料を詰め込んで得られる「便利さ」と、家族が安心して料理を楽しめる「安全」。
どちらが大切かは、比べるまでもないはずです。

その15cmを埋めたい衝動を、どうか抑えてください。
その余白こそが、キッチンの安全と品格を守っています。
私たちは、便利なだけの道具は売りません。
皆さんの暮らしが、安全で、美しく、続いていくための提案しかしたくないのです。
それでも、どうしても収納が足りないなら。カウンタートップではなく、キッチン内部(下台)での解決策を一緒に考えましょう。安全なやり方は、他にいくらでもあるのですから。