2026.06.21

注文住宅でユニットバスを選ぶ前に知ってほしいこと

家づくりが始まると、ある日突然こんな場面がやってきます。

「お風呂はこちらのメーカーからお選びください。」

目の前には、TOTO、LIXIL、タカラスタンダード、Panasonicなどのカタログが並び、色や浴槽の形、カウンターの有無を決めていく。

多くの方が、「これが普通なんだ」と思い、そのまま選び始めます。
いや、なんならそれすらも思わず、そのまま自然とその中から選び始めてしまう。

もちろん、その選び方が間違っているわけではありません。
しかし、水まわりを専門に仕事をしている私たちからすると、一つだけ知っておいてほしいことがあります。

「選択肢は、それだけではない」ということです。

この記事では、注文住宅でユニットバスを選ぶ前に知っておいてほしい業界の仕組みと、本当に後悔しないための考え方をご紹介します。

ハウスメーカーさんや工務店さんで家を建てる場合、多くは決まったメーカーの中からユニットバスを選びます。

これは珍しいことではありません。
その理由は、大きく2つ。
1 各メーカーと契約を結び、年間で一定数を採用することで、仕入れ価格を抑えているから
2 効率化により短期で現場を回していくため

つまり、

  • 価格を抑えられる
  • 品質が安定している
  • 工事の流れもスムーズ

という、お客様にも会社にもメリットがある仕組みです。

だから、「この中から選んでください」と案内されること自体は、ごく自然な流れだと思います。

ここで少しだけ視点を変えてみてください。

お客様は「自由に選んでいる」と感じています。

でも実際には、

「契約しているメーカーの中から選んでいる」

というのが現実です。

もちろん、その中にも良い商品はたくさんあります。
最近のユニットバスは性能も高く、掃除もしやすく、断熱性にも優れています。

だから、多くの方にとっては十分満足できる商品です。

しかし、それはあくまで「用意された選択肢」の中でのお話です。

ここは誤解してほしくありません。

僕たちは、ハウスメーカーさんや工務店さんのやり方を否定したいわけではありません。

大量仕入れによってコストを抑えられることは、お客様にとっても大きなメリットです。
品質も高く、保証もしっかりしています。

実際に、その仕組みだからこそ満足される方がほとんどでしょう。

問題なのは、

「他にも選択肢があることを知らないまま決めてしまうこと」

なのです。

少し想像してみてください。

もし理想のお風呂が、

  • ホテルライクな空間
  • タイル張りの浴室
  • ガラス張りの開放感
  • 海外のようなデザイン
  • サイズやレイアウトにもこだわりたい

そんなイメージだったらどうでしょう。

その理想は、一般的なユニットバスでは実現できない場合があります。

「メーカーにその商品がないから諦める。」

そんなケースも少なくありません。

でも、本当に諦めるしかないのでしょうか。

実は、お風呂には既製品だけではなく、オーダーユニットバスという選択肢があります。

サイズを自由に設計したり、壁や床に好きなタイルを使ったり、海外製の水栓や浴槽を組み合わせたり。
既製品では難しいデザインや使い勝手を実現できるのが特徴です。

もちろん、すべての方に必要なものではありません。
コストも一般的なユニットバスより高くなります。

だからこそ大切なのは、

「知らずに選ぶ」のではなく、「知った上で選ぶ」こと。

その違いはとても大きいと私たちは考えています。

家づくりは、一生に何度も経験するものではありません。

だからこそ、

「こんな方法もあったんだ。」

と完成後に知るのは、少しもったいないと思うのです。

どのメーカーを選ぶか。
どの色を選ぶか。

もちろん大切です。

でも、それ以上に大切なのは、

「自分にはどんな選択肢があるのか」を知ること。

その上で、ご自身やご家族に合ったお風呂を選んでいただきたいと思っています。

注文住宅でさえ、「この中から選んでください」と案内されることがあります。
それ自体は決して悪いことではありません。

しかし、その選択肢だけがすべてではありません。
既製品のユニットバスにも魅力があります。

一方で、理想の空間を叶えるためのオーダーユニットバスという方法もあります。
大切なのは、「何を選ぶか」ではなく、「どんな選択肢があるかを知った上で選ぶこと」。

僕たちは、水まわりの専門会社として、その選択肢を一つでも多くお伝えできればと思っています。

余談ですが、
6月19日(金)に大阪のATCビルで

世界の水まわりトレンドに焦点を当てたミラノサローネ直後のセミナーを受けてきました。
よくあるこういったものが新作でありました。みたいなセミナーではなく、そこから見えてくるマーケテイングの狙いやAIの台頭による変化を読み解きながらのセミナーなので、非常に勉強になり、多くの学びがありました。

ここの9階にあるIHPC (ATC輸入住宅促進センター) はデザイン性優れた世界の建材・部材・設備やバス・洗面・キッチン・エクステリア、そして国産木材や関係するインテリア等の総合展示場になっています。

そこのコーディネーターをやっているのがウチの社長でして、今回のセミナーでは定員50名の募集でしたが、
立ち見が出るほどで70~80名近く見に来ていたのではないでしょうか。

理想の水まわり空間の提案をやりつつも、業界の水まわりへの考え方の変革。
大阪市からのお仕事としてこういった事業も随時やっております。

https://www.atc-ihpc.com/eventseminar/20260408/10542

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